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2003年09月 アーカイブ
2003年09月20日
舞妓とニャンコ
皆はんの中でお家でペットなんぞ飼うてはるお方はいてはりますやろか?今日は花街のペット達のお話どす。ペットちゅうたら、世間では犬と猫が双璧なんどすけど、花街では圧倒的に猫が多おす。芸妓はんのことを俗に猫て云いますけど、そのせいかどうか猫を飼うたはるお母はん、お姉さんがようけいたはります。
犬やと毎日の散歩に連れて行かんならんのが困るからどっしゃろか、屋形やと大事な商売道具のべべをねずみにでもかじられたら大変、ちゅうことから猫が選ばれたんやおへんやろか。大きいしてから三味線にしたろかいな、とは思うたはらしまへんやろけど、猫好きなお姉さんが多おすな。まぁ、見た目も芸妓はんがシェパード連れて散歩してるよか、膝に猫抱いてる方が絵になりますわな。
2003年09月03日
祇園葬
今年の夏は何やけったいなお天気で、お盆が過ぎてから真夏日が戻って参りました。舞妓ちゃんの花簪も桔梗に替わったんどすけど、いまひとつ気分が出ぇしまへんなぁ。
休みの日に、窓からぼ〜っと外を眺めてたら霊柩車がお山(京では火葬場のことをこう呼ぶんどす)へ向こうとります。なるべくならああいうもんには乗りたないもんどすなぁ。
さて今日は祗園のお葬式のお話どす。皆はんは吉井勇はんて知っといやすか?そう、あの「かにかくに」の歌を詠んだお方どす。京の町、ことに祗園をえらい愛したはって、かの文芸芸妓、磯田多佳女はんらとも親しゅうて、祗園を詠んだ歌をようけ残さはったお方どす。
この方が亡くなったときには、建仁寺で葬儀が行われたんどすけど、入口から本堂までの両脇には祗園中のおかん・芸・舞妓が喪服姿で並んだんやそうどす。その数、五百とも七百とも、いわゆる祗園葬て呼ばれるもんどす。
【白川南通りの吉井勇歌碑】

「そら立派なお葬式どしたえ、うちらは舞妓どしたさかいに、どないなお方やよう知りまへんどしたけど、お姉さんに連れてかれましてん」大きなお姉さんが昔を思い出して云うてはります。あ〜、うちもせめて四・五人くらいの芸・舞妓はんには見送って貰いたいもんどすなぁ。
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