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2004年04月 アーカイブ
2004年04月28日
他所の花街のをどり
艶やかに咲いてた桜もいつの間にやら葉桜になってしもて、萌葱色した柳の新芽も緑濃ぅなって参りました。をどりも終盤を迎え、そろそろ疲労が溜まって来た頃どっしゃろか。
さて、今回もまたをどりにまつわるお話どす。芸妓さん舞妓ちゃんらもお客さんに連れられたり、またお姉さんに連れられて他所の花街のをどりを観に行くことがわりと多いんどす。もちろん、自分とこのをどりをお客さんに連れられて客席から観ることもあんのどす。
「○×さん、こんどいっぺん宮川町さん連れっとぉくれやすな、この妓も一緒に」
「そやな、そないいうたら□×ちゃんはまだ観たことなかったんやったかいな。ほな空いてる日ぃ調べて云うてんか」
「来週の水曜日、姉さんもうちも空いてます〜」
「何や□×ちゃん、えらい手回しがええんやな。さてははなから決めてたんかいな」
「えへへ、ばれましたぁ。ほんまはうちが観に行きたいてお姉さんに云うたんどすねん」
お姉さんはおっとりしてはるのに、このいもとの方はしっかりとしとります。
第55回京おどり「都風流花歳時記」全七景
宮川町さんのをどりは、毎年四月の第一土曜から第三日曜までの16日間くらい、※1団栗を下ったとこにある宮川町歌舞練場でやったはります。甲部さんの井上流の舞に対して、こちらでは現在若柳流の踊りで、静の井上流とはまた違うた艶やかな舞台どす。お時間のあるお方は観比べてみるのも面白いかて思いますえ。
2004年04月10日
都をどり
桜の花に誘われるかのように、仰山のお方が花見小路を歩いてはります。けど、よう見たらべべ来たおばちゃん連中と、耳に赤鉛筆はそんだおっちゃん連中と、およそ正反対のグループが歩いとります。そう、おばちゃん等は都をどりを観に来やはった方々で、おっちゃんらは隣のJRAへ馬券を買いに来やはった方々どす。
今年もをどりの季節が巡って参りました。うちは桜の花も、のほほんとした春の季節もあんまり好きやおへん、ちゅうか好きやのうなったんどす。をどりも以前のようには楽しめんようになりましたけど、癖のもんで自然と足が向いてしまうんどすなぁ。
歌舞練場の中は、いつもと変わらへん光景が見られます。華やかな雰囲気に包まれたお茶席には、お茶屋さんのおかん連中やらお客さんを案内して大きなお姉さん方、それに空き番の舞妓ちゃんやら、他所の廓の舞妓ちゃんらがお客さんに連れられてひらひらと動き廻って華を添えとります。
「あ、○×はん、毎日ご苦労さんどすなぁ」
「せやねん、これで一応六組ひと通り観せてもろたし、今年も義理果たせたわ」
「おと〜はん、うちの総をどりも観てくれはったんどすか?」
今年初舞台の□△ちゃんがすり寄って来よりました。
「ああ、もちろん初日に観たで。9列の真ん中へんにおったのに見えへんかったか」
「そんなもん、それどこやおへんしぃ。顔が引きつりそうどしたのに、そんな余裕なんてあらしまへん」
「あんたみたいに丸い顔は引きつらへんて」
「も〜ぅ、いけずやわぁ、お母はんおこっとぉくれやす」
そうこう云うてるうちに、開演を知らすブザーの音に急かれて客席へ入ると、平日にも関わらず結構満員どす。組合もよう儲けてはりますな、今年はおまけに都をどりカレンダーまで作って小金稼ご思うて、またハワイ旅行どっしゃろか。
さてこの都をどり、毎日おんなじメンバーが出てるわけやおへん。なんぼ元気な舞妓ちゃんでも30日ぶっ通しやと倒れてしまいます。で、メンバーは一番、二番、三番に夫々AとB、都合六組で構成されてんのどす。それが毎日交替で一番A⇒二番A⇒三番A⇒一番B⇒二番Bちゅう順番で出てはんのどす。
この中でも三番Bの組が一番嫌らしおす。お朔日からみんなが初日明けて行くのんをじっと待ってるのんが緊張して辛いんやそうどす。せやから、空き番の芸・舞妓さんらが会場内をうろうろしてても、こいつら落ちこぼれかて思わんといとぉくれやっしゃ。
【総をどり】

2004年04月03日
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