07-ごまめの歯軋り アーカイブ
2007年07月12日
祇園祭
今年の梅雨は空梅雨かいなて思うてたら、後半になってよう雨が降って、おまけに梅雨明けもせんうちから台風まで。これで夏の水不足は解消されまっしゃろけど、雨ん中の鉾建てはご苦労さまどした。
久しぶりに花見小路を歩いてみたら、この暑いのに結構な人出でことに最近は外人の団体さんが多いような気ぃがします。
「お越しやす、長いことどしたな」
2007年04月02日
舞妓ちゃんの出身地
今年も花見小路の南側入口には、大きな門が建てられ、道々にはこれまた大きな雪洞が並んで、店々の軒先には繋ぎ団子の染め抜かれた提灯がさがって、をどりの近いことを教えてくれます。もう今週末の日曜日から初日が始まんのどす。桜もその頃見頃やないかて思いますけど、人出の多さにはいつもながらしんどおすな。
さて、今月8日に皆はんの中にもTVで観た方もお居やすかと思いますけど、京の花街始まって以来ちゅう、沖縄出身の舞妓ちゃんが誕生致しました。今年の都をどりには出られしまへんけど、お茶席のお控えに二度出して貰えるみたいどす。まぁ、立礼式のお茶席やったら、足も痛うはおへんやろ。
ちゅうのも、デビューして間もなく、お座敷へ向かう途中で慣れへんおこぼで躓いて、足の甲を痛めたんどす。そのときは一緒にいたお姉さんが、替りにおこぼを履いて、舞妓ちゃんは姉さんの草履でお座敷へ向かうたんやそうどす。芸妓はんのおこぼ姿、観てみとぉしたな(笑)
2006年12月21日
おことぉさん
今年は今のところ、気象庁の予報が当って暖かい師走どす。なんやクリスマスも、もひとつ気乗りがせぇしまへんな。あと十日足らずで今年もお終い。舞妓ちゃんの中にはクリスマス明けくらいから早々と正月休みに入る妓もいたはります。
暮れのある昼下がり、街中の喫茶店で○○ちゃんと××ちゃんが話しとります。
「○○ちゃん、あんた今年はお家帰るん?」
「ふん、今年は代休が仰山貯まってんので、25日から帰ろかいなて思うてんにゃけど、早う帰ったら正月の用意手伝わされたらかなんしなぁ」
「へぇ〜、ほな二週間近う休みあんにゃ。ええなぁ」
「そういう××ちゃんはどないするん?」
「うちは(家が)近いし、29日頃に帰ろかいなて。その頃やとお兄ちゃんも仕事終ってるし、車で迎えに来て貰おかいなて思うてんにゃけど」
昔みたく、大晦日までお座敷があって、一夜明けたらまた元日からお座敷があるちゅう時代やおへんし、大抵の地方から来たはる芸・舞妓ちゃんらは実家へと里帰りしてしまうんどす。新人の舞妓ちゃんだけ大晦日まで残して、※1おことぉさんの挨拶廻りをさせてはる置屋さんもおすけど。
実家の近い妓は楽どすけど、遠い妓やと移動が大変どす。切符の手配なんかは屋形がしてくれますけど、帰るとなるとお土産やら何やらで、これもまた面倒なことで。それでも、帰ったら同級生やらと久しぶりに会えるし、楽しいことには違いおへん。
「おっ、二人揃うてまた何ぞ悪だくみの相談してんのか?」
「いやぁ、おとうはん、こんにちは。あんまり人聞きの悪いこと云わんといとぉくれやす。それよかおとおはんこそ昼間っから何してはりますのんこんなとこで」
「いや、近くまで用事があって来たんやけど、前通りかかったらあんたらの顔が見えたさかいに入って来たんや」
「近くまでて、○×さん姉さんとこどすか〜」
「阿呆なこと云いな、そんなんやったらわざわざあんたらのとこへ寄るかいな、避けて通るがな」
「ご心配無う、うちら口は堅おすさかいに。その代わりちゅうたら何どすけど、サンドイッチ食べてもよろしおすか〜」
「あぁ、サンドイッチでもヨンドイッチでも好きなん食べたらええがな」
「おおきにぃ、丁度小腹が空いてましてん。虫養いに呼ばれますぅ」
余計なとこへ顔出したらあきまへんな。飛んで凍てつく冬の虫
今年もうちのしょうむないヨタ話にお付き合い頂きまして、ほんまにおおきに有難うさんどす。ごまめを書き出して5年近くになります。そろそろ祗園ネタも切れて来た頃で、最近は回数も減ってまいりました。また来年も続けられるかどうかは分らしまへんけど、その節はまた宜しゅうにお頼申します。今年の暮れはノロが大流行、皆はんもせいぜいお気をつけて、ええお年をお迎え下さいませ。
※1 おことぉさん 舞妓ちゃんらが、大晦日の日にお世話になっ
たお茶屋さんにお礼の挨拶に廻ること。衣
装はそんなりでよろしい。受けたお茶屋さ
んは、お返しに「副玉」をあげます。
2006年11月27日
暮れの襟替え
また今年も騒がしい季節がやってまいりました。平日でも結構な人出どっさかいに、土日ともなったらそら大変なことに。とてもやおへんけど、JR東海さんのポスターに写ってるような風情は味わえしまへん。ある高尾の料理旅館の社長が云うてました。「まるで下から人が湧いて来るみたいや」て。
そうこうしてるうちにもうじき師走。あっちゅう間に正月がやってまいります。毎年のことながら気忙しいこって。その前に、祗園のある舞妓ちゃんが襟替えすることとなりました。店出しのときからよう知った妓どす。まだ19歳、ほんまやったらあと1・2年は舞妓ちゃんしてられるんどすけど。ここの屋形には今舞妓ちゃんが6人、来春店出し予定の仕込みちゃんが2人と、既に物理的な限界に来てるもんで、仕方なしに上から順番にところてん。
来年は、次の妓が襟替えになんのどすけど、この妓は「雀※1やるまでは襟替えせぇしまへん」ちゅうて抵抗しとるらしおす。甲部は今年が担当どしたさかいに、次に廻って来るのは再来年ちゅうことに。それまで抵抗し続けられまっしゃろか(笑)
「おっ、○○ちゃんもう先笄結うてんのかいな。確か来月の半ばやったんちゃうか、襟替えは」
「そうどす、きんのからやしちょうど3週間ほど結わして貰いますねん。もうゆんべお座敷で黒髪舞わして貰いましたえ」
「ほぅ〜、毎日2回舞うても40回以上かいな、そら上手になるやろ。うちは例の通り最終日にな」
「へぇおおきに、よろしゅうお頼申します」
「せやけど、これで三人会もとうとう芸妓はんばっかしになって
しもたな。また新しい会を作らんとあかんな」
「いや、そんないけず云わんと、ず〜っと続けとぉくれやす」
三人会、店出しのときから仲良し三人組で毎年、天皇誕生日にぼたん鍋を食べに行くのが習わしどす。あとは随時のご飯食べ。出立ての頃は、そらみんなよう食べたもんどすけど、さすがにこの頃は以前のような迫力は無うなって来ましたな、量もスピードも。
「で、今年の例会はみんな大丈夫なんかいな? ××ちゃん、何や手術入院とか云うてたけど」
「へぇ、12月初めに入院して1週間程で退院やて云うてたさかいに、その頃には大丈夫どっしゃろ。いや這うてでも来やはりますて、××ちゃんやったら。△△ちゃんも『今年は半年前から家※2に云うといたし大丈夫』て云うてましたし」
そうこうしてるとこへ、その××ちゃんが顔出しました。
「そろそろ、お夜食の時間やないかて思うて、外れたらあかんし急いで来ましてん」
ん〜、落ちたとはいえ、まだまだ食欲旺盛で(笑)
※1 雀 祗園祭の還幸祭のときに、八坂神社の舞台で奉納
する舞で、甲部は「雀踊り」と決まっとります。
今年は、豆志乃ちゃん、照雪ちゃんらが出てまし
た。
※2 家 実家のことやおへん、所属する置屋さんのこと。
2006年07月31日
祇園祭の長い一日
お朔日の切符入りから始まって、一ヶ月がかりの祗園祭も24日の還幸祭で、ほぼ終了ちゅうことになんのどす。17日の神幸祭で、本殿から三基の神輿にのって四条のお旅所への出張したはったご神体が、一週間後の二十四日にまた本殿へと還って来やはります。
町の祭も昭和40年までは、7月17日の前祭に山鉾20基が巡行、24日の後祭に山鉾が9基巡行。このように二回に分れて行われてたんどす。41年からは後祭が前祭に合流して、後祭の行事は無うなってしもたんどす。それでは寂しいやろ、ちゅうことで始まったのが、花笠巡行なんどす。

2006年06月21日
夏越の祓と水無月
しとしとと降り続く梅雨の雨に、紫陽花の花が見事な色合いを見せとります。雨の日ぃはうっとうしおすけど、雨の日ぃにしか味わえへんもんもおす。うちでごろごろしてんと、傘持って出かけまひょか。
さて、今日は趣向を変えてお菓子のお話どす。皆さん方のとこではどうか知りまへんけど、京の町では6月30日(水無月晦日)にそのまんまの名前のお菓子、水無月を食べる習わしがおす。今でも、その頃になったらどこの御菓子屋さんの店先にも「水無月あります」ちゅう張り紙が見られんのどす。
水無月晦日には神事で「夏越の祓・なごしのはらえ」ちゅうのんがおす。「夏越」という言葉は「和(なご)す」の意味があるんやそうで、悪鬼邪鬼を和ませんのが夏越の祓なんどす。神社の境内にしつらえられた「茅の輪・ちのわ」をくぐるとその夏を元気に乗りきれるんやそうどす。大抵の神社で大体25日ころから準備してはりますさかいに、もし日程が合えばいっぺん行ってみとぉくれやす。※1城南宮さんでは自動車もくぐれる茅の輪を用意したはります。
八坂神社の茅の輪

2006年05月22日
お夜食
2006年04月27日
お茶屋廻り
気がついたら、をどりも残すとこ数日となってしまいました。今年の花見どきは、寒いは雨降るはでさんざんどした。皆はんはお花見行けましたやろか?
さて今日は、「お茶屋廻り」のお話どす。えっ、お茶屋て行けるのんは街で一軒だけやなかったんか?ちゅう声が聞こえて来ますけど、そやおへん。お茶屋廻りちゅうのんは、客がお茶屋のハシゴすることやのうて、舞妓ちゃんらが挨拶に廻ることを云うのんどす。
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