京都祇園観光案内

節分お化け

今朝も起きたらうっすらと雪化粧、北山はもう真っ白どす。まだまだ冬将軍は居続けてはるんどすなぁ。早う桜の季節が巡って来て欲しいもんどす。
さて、今日は「お化け」のお話どす。え、この冬の盛りに何でまたお化けの話や、てどすか? いいえいな、お化けちゅうても、お盆になったら必ず出て来やはる「お岩さん」のお仲間のお話やおへん。節分に、普段は決して出来そうにもない恰好に変装して町を練り歩くことなんどす。リオのカーニバルも似たようなもんどっしゃろか?


昔は一般家庭でも、そういった風習があったんやそうどすけど、今では花街や飲み屋さんに限られてしもたみたいどす。祗園町でも年が明けたら、そろそろ準備にかかります。大抵は若手の芸妓はんが同期の仲間でやることが多いんどす。
「○×ちゃん、今年は何する? うちは去年お相撲さんでえらい目に合うたし、今年はかいらしいのんがええわ」
「せやなぁ、あれからかぶりもんが禁止になってしもたさかいになぁ。ほな宝塚でもどうえ?」
「何云うてんのん、洋もんもあかんようになったやんか、おととしから」
「あぁ、せやったなぁ、ほな何しよ〜」
「しゃぁないなぁ、ほな無難なとこで三人娘にでもしとこか」
元来、節分のお化けんときには無礼講、何をやってもええ筈どしたんやけど、いつの間にやら色んな制限が出てきてしもて、何や面白無うなってきました。今年はこんなんやります、ちゅうて検閲受けなあかんのどすて。え、誰に、てどすか? そらうちの口からはよう云いまへん。
お化けは、芸・舞妓はんだけやのうて、お客さんもその日に化けはることもあんのどす。中には中年のおっちゃんが舞妓ちゃんに化けてはることもおす。宵の口にはまだ化粧もしっかりとしとりますが、夜も更けるにつれて段々と壁が崩れて来よります。加えてお酒も回って来たころには、その舞妓ちゃん、裾拡げてあぐらかいて呑んどります。そんな光景、お家元とか気の弱いお方が見やはったら卒倒しはることどっしゃろ、年配のお方やとそのまま逝ってしまわはるんやないか、て心配しますえ。
宵やみが迫る頃、手には小型のテープレコーダーを提げて、数人の怪しげな集団が花見小路を駆け抜けて行かはります。お座敷毎にご祝儀が頂けますさかいに、いかに多くのお座敷をこなすかが難しいとこなんどす。一つところにじっとしてたんでは、貸衣装代とかの経費も出て来ぃしまへんし。かと云うて、差しだされた盃をむげに断るのも、後々のこと考えると出来しまへんし。そこで一気に飲み干し、次の座敷へと走る訳なんどす。最後の方はもうすっかり酔いが廻って何が何や分らんようになってしまうんどすえ。
さて、今年は何組のお化けが出て来やはるんどっしゃろか?興味のあるお方は見に出かけてみとぉくれやす。但し、温かい恰好して行っとぉくれやっしゃ。風邪引いてもうちら知らんし〜祇園町ではことしは2月3・4日なんやそうどす。
[節分おばけ参照URL]
http://www.kyoto-gion.jp/gion/99/990202.html
http://www.kyoto-gion.jp/gion/2002/020203.html
■このコンテンツは藤村屋電子瓦版の記事を再構成して掲載しております。

One comment

  • おばけ

    節分の京都では「おばけ」と言うものが行われる。
    「おばけ」と言うのは日本版のハロウィンのようなもので
    芸妓・舞妓さん達が仮装してお座敷をまわるのである…

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