京都祇園観光案内

飲酒は二十歳になってから?

「あ゛〜 美味しい、ほんま生き返ったわ〜」
わりと大きめのグラスの生ビールを一気に飲み干した○×ちゃん、※1今さいでん、鴨川の床から帰って来たとこどす。
「ほんまに熱中症で倒れるかて思いましたえ、二度と行きとぉおへん、あんなとこ」
「そら大変やったなぁ、けどあんたまだ未成年やろ、大きな顔してビール飲んでたらあかんのんちゃうか」
「ええんどす、この恰好してたら。上七軒さんとこの舞妓ちゃんやら毎年ビアガーデンでジョッキ傾けてるとこ新聞に写真も出てまっしゃんか。ご丁寧に年齢まで書いたぁりまっせ、18歳て」
日本の法律では未成年の飲酒は一応禁止されとりますけど、うちらも15の頃から飲んどりましたさかいに、そない偉そうなことを若い子に云えた義理やおへん。で、うちはこの法律を「他人に迷惑をかけるような飲酒は禁止する」ちゅうように解釈してんのどす。


毎晩、※2宴席に侍る舞妓ちゃん、お酒も飲めるにこしたことはおへん。けど、中には全く飲めへん妓もいたはります。舞妓ちゃんの頃はまだそれでも通りますけど、芸妓さんになったらそれでは通らしまへんわな。お客に勧められて「うち飲めしまへんねん」ちゅうたらその場が白けてしまいますさかいに。で、そんな方はどないするかちゅうたら、おしぼりを用意しといて、お客が横向いた隙におしぼりに流したり、口の中に脱脂綿を含ませてそこに染み込ましたりと、そら名人芸のお姉さんがいたはります。
反対にお酒の好きな妓の方が大変どす。お酒が好きなんが皆に知れ渡ってしもたら、席に着いたら必ず飲まされます。一晩に何軒かのお座敷を廻ってるうちにええ具合に出来上がってしもて、屋形に帰って白粉も落とさんと寝てしまう、いわゆる白粉パックもなんべんも経験しとります。
「これ、○□ちゃん、早うお風呂お入りやす。お母さん待ってはりますえ」
「へぇ〜・・・・・」
「あ、また寝てしもてからに、べべも脱がんと。ほんましゃぁない妓やなぁ」
お姉さんが着物だけは取りあえず脱がして寝かしてやんのどすけど翌朝は悲惨なことになっとります。髷は崩れてるは、顔はカピカピになってるわで、二度と酒飲まんとこて後悔すんのどす(笑)けど、それも2・3日経つとケロッと忘れてしもてまたおんなじことを繰り返すんどすけどね。そうして立派な?芸妓はんになって行かはんのどす(^_^)
※1 今さいでん つい先ほど
※2 京都市の条例で、舞妓ちゃんだけ特例で18歳未満でも酒
   席に出られることになっております。  

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