京都祇園観光案内

平成十六年 温習會

今年もようやっと温習會が無事終りました。ほっとする気持ちと、ちと寂しいような気がすんのどすけど。
「○×はん、毎日ご苦労はんどすなぁ」
歌舞練場の中へ入ったら、おかんが声かけて来よります。
「ほんまに、この番付誰が考えるんか、うまいこと組み合わせたあるわ。結局、3組とも観なあかんようになっとる」
「いや〜、○×さんおいでやす〜。で、今日はどこで観やはりますのん?」
「何云うてんねん、あんたの桝席買わされたんやないか、ほんまに若いうちからボケが始まったんちゃうか」
「あ、そうどしたな〜、ほ、ほ、ほほほ、ほなまた後で顔出しますさかいに」
天然ボケのお姉さん、中々ええ味出してはります。


客席に座ると、平日にも関わらず結構人が入っとります。休憩時間に、先ほど出番を終えた舞妓ちゃんらが挨拶に来よります。
「はい、お疲れさん。さっき手ぇ振ってたん見えたか?」
「お父さん、そんなどこやおへんしぃ。うちら必死でやってるさかいにそんなん目に入らしまへん。誰がどこにいたはるかなんて分らしまへんえ」
若い舞妓ちゃんらには客席を見る余裕はないそうどす。大きなお姉さん方になると、大体見渡して分るらしおす、どこに誰が座ってはるかて。それに、お茶屋のおかんにたんねたら、今日は誰がどこに座ってはるかちゅう一覧表を持ってはりますさかいに、それを聞いたらすぐに分かりますけど。
演目の中には、眠とうなって来るもんもおす。さっきまでああやこうじゃて喋ってたおかんが、幕が開いたと同時にいねぶっとります。こっちまでつられて眠りそうになって来たんで、こそっと抜け出して売店で缶ビール買うてビアブレークどす。廊下のソファに座って飲んでたとこへ△○姉さんがやって参りました。
「ええもん飲んではりますやんか、うちにも一口よんどぉくれやすか」
ちゅうて、辺りを見渡してぐっと一息に、て空けてしもたらあかんやないか(笑)
舞台が終って食事に行くと、どっから聞きつけてきたんか、お姉さん方が顔出して来よります。で、いつも通りの檀家周りが済むのは日付が変わる頃どす。その頃にはまた舞妓ちゃんらが閉店間際の一稼ぎとお夜食目当てに集まって来よります。けど、なんぼ今日が出番でお腹空いたちゅうても、カツ丼のトリプル(カツが三重に入ってる)はないやろ〜(笑)作る方も作る方やけど。お礼にちゅうて、家まで送ってくれました□△ちゃん。いえ、勿論門の前までどっせ、待たしたタクシーに乗ってそそくさと帰って行きよりました。(笑)

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