南座 春の特別舞台体験
2013年3月16日(土)〜4月16日(火)京都四條南座で行われている南座 春の特別舞台体験に行ってきました。
四条河原(諸説アリ)で舞われたという阿国かぶき発祥四百十年記念事業だそうで、歌舞伎発祥の地にある日本最古の現存する劇場である南座ならではのイベントです。
館内をくまなく見学出来るのはもちろん、目玉はなんと行っても舞台に上がれる事。
南座の舞台と言えば、熟練の役者や俳優さんでも伝統ある舞台故感動されるとか。
それを私のような一般人にも開放して頂けるのですから、なんとも太っ腹なイベントです。
役者さんでも花形で無いと歩けないであろう花道からスタートして舞台に上がり、舞台から客席を見ます。
案外近くに見える事に気がつきます。
そういや、南座で何度か上演中にうたた寝してしまった事がありましたが、これでは役者さんから丸見えですね。
今後そんな失礼な事は絶対できひんなぁと思いました。
回転舞台、セリを体験させて頂き、観客席からは絶対見えない緞帳の裏も見せてもらいました。
手前の下がる迫り(せり)から後ろの上がる迫りを撮影した所です。
手前は下がる専用で、じゃ手前を上げたい場合はと言うと下げておいた迫りの上に舞台をしつらえるそうですよ。 なるほどなぁ
緞帳の裏の「火の用心」は明治期は6つ程あった祇園の芝居小屋のほどんどが火事で焼けて廃座となった事に対する戒めと注意喚起やそうですよ。
ちなみに藤村屋も南座の向かいにあった北座の火事で丸焼けになりましたが、なんとかしぶとく生き残ってます(笑
最後は照明が真っ暗な中、幕があがり一気に照明が灯る演出を体験させて頂きました。
体中に浴びるスポットライト、なんだか勘違いしてしまいそうです。
確か「チョンパ」と呼ばれる演出だと仰ってたと思うのですが。
このイベントはホンマに値打ちがありますので、祇園にこられた方はぜひ「南座の舞台」を体験さなって下さいませ。
阿国かぶき発祥四百十年 南座 春の特別舞台体験 詳細はこちら
http://www.shochiku.co.jp/play/minamiza/schedule/2013/3/_2013_1.php